先日、私が所属している
NPO法人 岩手音声訳の会 H30年度定期総会がありました。
今年は会の発足から50年の節目の年だそうで
まったくそんなことも知らないまま養成講座を受け、
そのまんま会に入会したという
右も左もわからないひよっこでございます。
失敗して当たり前!それが経験なのですよ
昨年の勉強会への参加や
修了式でお見かけした先輩方のパワフルさは
とにかくすごい!の一言。
このバイタリティあってこその会なのかもしれません。
何もかも初体験で右も左も分からない私が
まぁまぁ最初からつつがなくやれるはずもなく(笑)
あっちにぶつかり、こっちでやらかし、しています。
ようやく1ヶ月が経って感じていますが
それでいいんだよな〜って。
私、ええかっこしいですから
できれば失敗したくないわけです。
が、
まぁ〜そんなことできるわけないない(笑)
やってみないとわからないことだらけです。
そして、やってみてもホントにうまくいかなくて!
家に帰って独りショゲていることもしょっ中でした。
そんなときは間違いなく顔や雰囲氣に出ているんでしょうね、
先輩方がすかさず目を止めてくれて
「大丈夫!みんなやって来たから(笑)」
「どんどんやっていこうね!」
そうやってハッパをかけてくれます。
とってもありがたいです!
録音図書の「質の高さ」とは?
さて、近年は録音図書の「質の高さ」が求められているそう。
岩手音声訳の会でも
「より良いものを作るために努力していこう」
そんな思いで皆さんがやっているのだそうです。
ひよっこの私たちは、その質がどのくらいのレベルなのか、
習いたての技術で精一杯ですし
他の録音と比べたことがないのでわかっていませんでした。
そんな中、先日の総会の後の例会で
一旦録音図書として登録されたものの
利用者さんからのクレームが多くて
差し戻された事例を聞く機会がありました。
いくつかの事例がありましたが
そのうちのほとんどが以下の通り。
・読みが明瞭でない
・ブツブツと切れて聞こえる読み方
・共通アクセントではない読み方
実は、聞いていてすごく驚きました。
「え?これで校正をクリアしてるの?」と。
録音図書は
・読み
・校正1
・校正2
・デイジー編集
を経てデジタル化されて録音図書としてアップされます。
事例は、明らかに校正をしていないような、
いいえ、読み手自身も聞き直していないような読み方なのです。
利用者の目線をまったく感じていない読み方だと思いました。
それではクレームが来るのはもっともです。
差し戻しはごくごく一部のことなので
全体の質が低すぎるわけではありません。
養成講座を終わったばかりの私たちですら
「あれはまずいよねぇ…」とわかるほどなので
差し戻し事例はよっぽどのものなのです。
でも、その事例を聞いて反面教師にできるわけですし
いいことではないかもしれませんが
養成講座を終えた私たちの読みが
そこまでひどいものではないんだ、と確認できたというか…。
同期の全員で
「氣が引き締まるよね」と言っていました。
いいものを作ろう!という氣持ちになりましたしね。
講座の同期生がいてくれるありがたさ
今は全員が初めての図書作成中。
それぞれ四苦八苦しながら進めていますが
以前ほど顔を合わせる時間はなくても
みんな頑張ってるな!と感じて励まされます。
時々集まってお茶しようね!と約束したり
勉強会で会えるといいね〜と声をかけたり。
同期がいてくれるのは本当にありがたいです。
そして、先を走る先輩方が
本当に楽しそうにしているのを見ていると
こっちがワクワクして来るんですよね。
ワクワクってホント、伝染します(笑)
私が楽しもう!って思ってるからなおさらかもしれません。
この初めての1年間は、
最大で4冊程度のペースになるそうですが
どれくらい読めるものなのか、
どんな本に出会えるのか、
それが楽しみです!
経験を積めば積むほどに
読めるカテゴリが増えるとのことなので
それも楽しんでいこうと思っています!