自分自身と「出会い直す」

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岩手県盛岡市のオーラソーマサロン 
Aihal-Sophia【アイハルソフィア】いがまゆみ です

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【この記事は約 4 分で読めます】

今月の100分de名著のテキストを読んでいます。

テキストのタイトルは「オルテガ 【大衆の反逆】」
スペインを代表する哲学者であり思想家、
ホセ・オルテガ・イ・ガゼットの著作です。

テキストに盛り込まれている解説者の想いを知る

この番組で取り上げられる本の多くを
私は読んだことがありません。

著作名を知っているか、
もしくは著者の名前を知っている程度でした。

ですが番組を見るにつれて
こんな面白い本だったんだ!
実際に読んでみようかなと思ったり、
こういう考え方は参考になるんじゃないか
と感じたりしています。

その上でテキストを読むのは、
名著の解説だけでなく、
解説者の思いがふんだんに載っているので、
それを知りたいというのもあるんです。

今回のテキストの解説者は、
評論家で東京工業大学教授の中島岳志さん。

2年前の「ガンディー 【獄中からの手紙】」と
100分de名著メディア論で
その考えを知る機会があった方です。

「死者と出会い直し、一緒に生きていく」

その中島さんが、東日本大震災の時に
書かれた文章のタイトルが
「死者と共に生きる」だったそうです。

震災の1年前に中島さんの親しいご友人が亡くなり、
その深い喪失感を感じていたそうです。
ふと、ある仕事の出来に関して
その亡くなったご友人のまなざしを感じたのだそう。

その時、
「亡くなったあの人に見られている氣がする。
あの人に見られても恥ずかしくない生き方をしなければ」
と思ったそうです。

その体験を基に
「死者と共に生きる」の文章を書かれたとのこと。

テキストの中で中島さんはこんなふうに書いています。

大切な人の死は大きな喪失で、心の中にぽっかりと空いた穴に戸惑うけれど、死者はいなくなったわけではない。あとから必ず「出会い直し」がやってくる。その「出会い直し」を契機として、死者とともに生きていくことが、大切なのではないか…。

100分de名著 オルテガ「大衆の反逆」テキスト 76p 

ここで中島さんは、オルテガの思想の中に出てくる
「生きる死者」「死者は生きている」とは
こういう意味だったのか、と思い至ったそうです。

他にも中島さんが、この体験をオルテガの思想と
結びつける役割をしているものの一つに、
民俗学者 柳田國男の「先祖の話」から
「御先祖になる」という言葉を取り上げています。

その内容は、
テキスト自体を読んでいただければいいので省略しますが
「より善く生きる」ことについて書かれています。


死者だけでなく、過去の自分とも出会い直せる

実は、
私が大事にしていることの一つも「より善く生きる」。

私にも中島さんと同じような体験がいくつかあります。

お世話になった先生なら、今の私をどう見るのだろう?
父は?友人たちは?

私も彼らの視線をときどき感じながら生活しています。
常に感じているわけではなく、
自分を振り返るきっかけとして感じています。


以前にこんなエントリを書きました。


当時、
あまりにも過去にばかり思いを馳せる人を見ていて、
私なりの思いを書いたものでした。

このエントリの中でこんなことを書いています。

過去の安易なパターンに逃げ込むのではなくて、あなたがそうありたい「在り方」をもう一度確認して、そこに向けて進む道を進んで欲しい。


これは、過去にあった出来事の辛いパターンを
繰り返してしまいがちなら、
そこから抜け出るにはどうしたらいいのか?
を自分に問いかけて欲しくて書いた覚えがあります。

と同時に、こういうエントリは
常に私自身に向けて書いているんですけどね。


自分との「出会い直し」

テキストに引用されているオルテガの言及にこんな内容があります。

進歩した文明とは、困難な問題を抱えた文明にほかならない。

この困難な問題を解決する一つの手段が
「歴史を知る」ことだと言います。

オルテガは社会について書いているので
文明としていますが、
私は個人についても同じことが言えるのではないか
と感じています。

いろいろと失敗した経験、
辛かった記憶があったからこそ
進歩につながると思っているので。

そういう意味で
「歴史を知る」「自分を知る」に置き換えられるはずです。


過去の「かわいそうな自分」に今も逃げ込むのではなく、

「今の自分」で過去と向き合いながら、
その経験を活かして進んでいく。

それが進歩だと思いますし、
自分を変えていくことに当たると思っています。

この「過去と向き合う」ことが
自分自身との「出会い直し」なのではないでしょうか。

今までの経験を活かすために、
自分のこれからをより善くするために、
自分自身と「出会い直す」

オーラソーマは、自分自身を見つめるのに
とても使えるツールだと感じています。

感じてきた困難を抱えたココロとカラダを満たしながら、
意識を成長させていくツールだから。

色と光、植物と鉱物のハーモニーを通して
あなた自身と「出会い直す」
オーラソーマのコンサルテーションをお勧めします。

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