今、音訳の講座で
「荒れ野の40年」という本を読んで録音しています。
これは養成講座の最終課題で、
講座の修了生は代々この課題に取り組んでいます。
旧西ドイツ最期の大統領、ヴァイツゼッカー氏が
ドイツ終戦40周年行事で行った記念演説の内容で
岩波ブックレットから出版されています。
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その本を音訳するという課題。
本を実際に読み、講師の方のお手本を聴いていて
すごく心が揺さぶられました。
今の私達が考えて行動しなくてはならないことを言っているし、
何より演説としてとても心に響いてきます。
日本でこういう演説が出来る政治家が今いるんだろうか…
いや、政治家でなくても、
こんな心に響くようなことを言っている人がいるだろうか…
そんなことを考えていました。
そして、思い出しました。
震災の5日ほど後に放映された
天皇陛下のビデオメッセージを。
先日、たまたま見ていたTV番組で
その時のメッセージの一部を聞いていて
あぁ、あの演説と同じだ、と思ったんです。
演説の内容、言葉というよりも
心に寄添い、伝わって来るものが同じだと思いました。
こういう人でありたい。
そんなことを思っています。
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