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音訳奉仕員の話を続けていますが
備忘録も兼ねているので、あしからず。
Aihal-Sophiaの仕事はちゃんとやっていますので
セッションのお申し込みやお問い合わせもお待ちしています!
奉仕員に向いているかの自己診断表
入門講習の初日が終わりました。
講習時の漢字読み取りテストでは、久しぶりに国語辞典を引きましたね。
10年ほど前に自分用の国語辞典は買っていました。
手紙を書いたり、仕事で使ったりするだろうと思っていましたが
最近はすっかりスマホで検索するので、辞書を引くのは本当に久しぶり。
実は、このボランティア養成講座を受講する決め手となったのは、
養成講座の開催要項にあった<自己診断表>です。
当センターの奉仕活動は、ボランティア活動の中でも特に専門性が要求されます。
したがって、技術の習得はもちろん、活動そのものに、適正・忍耐・時間的ゆとりが必要とされます。
ついては、以下の自己診断表をお試しになり、受講の判断材料として下さい。
提出の必要はありません。設問
- 読書が好きですか?国語は好きでしたか?
- 1日に2時間程度まとまって自由に使える日が、1週間に何日くらいありますか?
- 辞書をよく使いますか?
- 養成講習修了後、奉仕活動を継続することが可能ですか?
- パソコンの基本操作ができますか?
- ご自身専用のパソコンをお持ちですか?
- 月に数回程度の来所が可能ですか?
こんな設問です。
それぞれの設問に解説がついています。
解説
1. 当センターの奉仕活動は、主に視覚障がい者のための図書を制作するものです。制作の過程で多くの資料を読みます。また、文章の理解力や漢字の知識なども必要となります。特に、点訳活動では、品詞分類の知識が必須です。
(略)
3. 図書制作のためには、下調べが重要です。辞書での調べ物が好きな方・得意な方は奉仕活動に向いています。
(略)
5. 点訳図書・録音図書制作ではパソコンを使います。また、調べ物には、インターネット検索が非常に有効です。パソコン操作の基礎知識や文字入力技術は必須です。
自己診断表によれば、楽勝!?いやいや…
国語は小・中・高と得意な科目でしたし、 軽く活字中毒症の私。
辞書どころか百科事典も「読むのが好き」という子供でしたから
辞書を引いたり、検索したりするのは慣れています。
宿題として持ち帰った資料についても
人名、土地名や住所が入っているものでしたが
以前にその手の検索をよくやっていたため
慣れているので全く苦になりません。
これなら大丈夫だな、とちょっと楽観的だったんです…。
宿題を仕上げて録音テストに臨みました。
ところがここで、再度の注意事項を言い渡されまして。
「読み方のクセがきつくて抜けないなど、テストの結果によっては
音訳校正者の講座を受講してもらうこともあります」
え?そうなの?
養成講座を受けられないわけではなくて、
適性として音訳者には向かないと判断された場合は
音訳校正者の講座を受講してもらう、ということだそうです。
ドキドキしていると、
ここでもう一枚の課題資料を渡されました。
その場で読みを確認し、全員で実際に声に出して確認もしました。
宿題で2枚、当日渡された1枚の計3枚をテストで読むことに。
あれ?ちゃんと言ったっけ…?
いよいよ本番、録音です。
録音室に案内され、パソコンとマイクの前に座りました。
簡単な機器の説明の後、実際に読む作業に入ります。
ここでうっかりミス!
自分の名前を言ってから、原稿を読み始めるのですが
案外と緊張していたんですね…
1枚目の原稿を読み終えた時点で、名前を言ったかどうか
思い出せなくて急に不安になってきました!
ひゃ〜、どうしよう…PCの操作はなんとなくわかるけど
下手にいじってもよくないだろうし、
どうしたらいいんだろう…?ひ〜っ(汗)
う〜ん…
言い間違いがあったら、そこからやり直すと言ってたよな…
というわけで、
最初から、自分の名前を言ってやり直しました。
原稿自体の読みは、大丈夫だったと思います。
つっかえることもなく、早すぎないように抑えて読んだので
もしかしたら少し声が震えていたかもしれません。
録音を終えてから、担当の方に事情を話して確認してもらいました。
すると…
「あ、大丈夫ですよ、最初のもちゃんとお名前入ってました。」
あ、そうでしたか…お恥ずかしい…。
いやぁ、緊張しました。
適性の有無もかかっているので
やっぱり氣楽にはできませんでした。
結果は後日郵送で届くとのことで、ドキドキしていました。
講座自体が変わってしまうと、予定も全部変えなくてはならないので
「お願いします〜、なんとか合格してますように!」
と神頼みしてました。
まあ、結果的に音訳員として養成講座を受けられることになったので
ホッと一安心しました(笑)
つづく。