知らないままにしたくない〜音訳奉仕員への道

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岩手県盛岡市のオーラソーマサロン 
Aihal-Sophia【アイハルソフィア】いがまゆみ です

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音訳奉仕員というボランティア〜音訳奉仕員への道
自分で決めたことですが 思いがけず、のめり込んでいきそうなものに出会いました。 それは何かというと…。 「音訳奉仕員」 ...

決め方は安易でしたが、真剣な氣持ちで
音訳奉仕員の養成講座に申し込みました。

養成講座には本氣度が問われる

音訳奉仕員の養成講座のスケジュールは
6月から3月頭までのほぼ毎週1回、
2時間半の講義を受講します。
回数にして30回を超える講義と実習があります。
受講費用は無料なのですが
次の場合には受講資格を失うと明記されています。

  • 必須参加の講習を欠席した場合(入門講習、合同講習)
  • 受講テストや途中審査等で基準に達しなかった場合
  • 各コース講習開始後、3回を超えて欠席した場合

30回を超える講習のうち、欠席は3回までしか認められない
というのを読んで、甘い氣持ちで来てもらっては困る
ということなんだと推測してはいました。

そして、実際に入門講習、合同講習を受講して実感したのは
真剣に取り組まなくてはならない、のだということでした。

「できます!」と言うのは簡単だけれど
実際にできるかどうか、少しビビっていたのは事実です。
自分が本氣でやろうとしているのか、
自分に自信が持てているか、がちょっとだけ心配だったので。

心配するよりもスイッチが入る

最初の入門講習の初っ端に
「この養成講座を修了しても、資格はもらえませんから」
と言われました!
わかってはいましたが、改めて言われると
本氣ですよね?それでも大丈夫?と問われている氣がしました。
実際そうなんでしょうけど。

それから講習に突入。

  • 岩手県立視聴覚障がい者情報センターの概要
  • 録音図書の知識
  • 漢字読み取りテスト

の順で話が進んでいきました。

話を聞いてつくづく感じたのは、
知らないから見えていないことって本当にたくさんあるんだな
ということ。

例えば、録音図書は視覚に障害のある方だけが
使うのだと思い込んでいました。
ところがそれだけではないと知って、ハッとしました。

本を読みたくてもページをうまくめくれない方や
文章を読むのが苦手な方も利用されるのだそうです。

知らなかった、というよりも
知ろうとしていなかった自分に軽くショックを受けました。

言葉として知っていても、実際がどうなのかは
知ろうとしなければわからないままで終わってしまいます。

わからないままは「存在しない」につながるので。

これらの話を聞いてスイッチが入りました!
「知りたい!」「やりたい!」スイッチです。

やっと入り口にたどり着いただけ

次に、録音図書について初歩的なことを教えてもらいました。

音訳は、音訳者、音訳校正者、デイジー編集者、
デイジー編集校正者の共同作業で出来上がります。

録音図書は「書かれている内容を書かれている通りに」
音声に置き換える作業。
「声でプリントする」イメージです。

単に文章だけではなく、挿絵や写真が入っていたら
それについても説明を加えます。

そして1冊の原本を渡されて読み始め、下調べをして録音し、
校正を何度か繰り返し、 デジタル編集を経て録音図書として
完成するのに、目安として今は7ヶ月かかるそうです。

1冊の本に7ヶ月!
毎日、夥しい数の書籍が発刊されているのに!

以前は10ヶ月かかっていたそうで、
奉仕員の日々の努力で徐々に短縮されているそうです。

個々人の努力もさることながら、
携わる人の増員が必須なのだなと感じました。

その日の最後は、漢字の読み取りテスト。
読み取りテストなんて小学校以来!
案外と難しかったんです。

難読漢字が出るわけではありません。
求められているのは、「正しい読み」をつけること。
なので、テストですが辞書を引いてもネットで調べてもOK。

私が最初難しいと感じたのは、
自分が普段読んでいる読み方が「はたして正しいのか!?」が曖昧だったから。

正しいと思っていても、間違って覚えていることもあります。
意識することの大切さをここでも感じました。

解答を提出したらその日の講習は全て終了。

後日の録音テスト用の資料2種類を渡されたので、
それを持ち帰り、自宅で調べてくるという課題もあり。

入り口にやっとたどり着いた感じの入門講習初日でした。

つづく。

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