発達障害は「脳の障害じゃない」と思う!

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岩手県盛岡市のオーラソーマサロン 
Aihal-Sophia【アイハルソフィア】いがまゆみ です

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久しぶりのエントリです。
書きたいことは山ほどあるんですが、順番に。

ここ数年、いわゆる「障がい」を意識することが格段に増えました。
音訳養成講座に行き始めたこともそのうちの一つ。

TV番組欄を見ていても、ふと目につくのは
そういう内容のドキュメンタリーのタイトルがとても多いです。

その中でも、私が特に反応するのが
いわゆる発達障害と言われる状態を扱ったニュースだったり
ドキュメンタリーだったりしています。

たまたま今朝、そんなニュースを見たので
その発達障害について、今考えていることを少し書いてみたいと思います。

私は専門家では無いので、ここに書くことは私個人の考えになります。
専門分野的には間違っているかもしれないですが
私見ということでご理解ください。

障害でなくて個性だったら?

数年前のある日、母がこんなことを言い出しました。
「お父さんはね、発達障害だよ!」

当時の父は80歳を超えて、がんが見つかり入院している最中で
毎日の付き添いで病院へ行く道中でした。

なんのこっちゃ?と思いながらも、母から話を聞くと
深夜ラジオで発達障害のことを特集していて、
その特徴の説明と父の性格、行動がぴったり当てはまるのだそうです。

確かに聞いていると、そうだなと感じることが本当に多くて。
私も当時は納得したものでした。

ですが、発達障害のことを知るにつれて
これって「脳の障害」じゃない!という思いが強くなっています。

日本における発達障害の定義は、平成16年に制定された「発達障害者支援法」によって定められており、世界保健機関(WHO)の『ICD-10』(『国際疾病分類』第10版)の基準に準拠しています。

同法の定義では、「『発達障害』とは、自閉症、アスペルガー症候群その他の広汎性発達障害、学習障害、注意欠陥多動性障害その他これに類する脳機能の障害であってその症状が通常低年齢において発現するものとして政令で定めるものをいう。」とされています。


脳機能の障害であって、と書かれていますが、

LITALICO(りたりこ)発達ナビというサイトでは

発達障害とは、生まれつきの脳機能の発達のアンバランスさ・凸凹(でこぼこ)と、その人が過ごす環境や周囲の人とのかかわりのミスマッチから、社会生活に困難が発生する障害のことです。
(以上、引用はLITALICO(りたりこ)発達ナビhttps://h-navi.jpより)


脳の障害というよりも、「生活に支障を来たす」障害という意味でとらえています。
私も、こちらの方が実情にあっているように感じています。

父の性格や行動は、確かに発達障害の特徴に当てはまるのですが
私には、父の「個性」だなと思えるのです。
時間にこだわることも、
数字にこだわって融通がきかないところも、
毎日のルーティンが崩れるのをとても嫌がるところも。

そして、私にも当てはまる部分がありますし
周りの人を見ていくと、多少なりともみんな当てはまるところがあります。

だとすると、
脳の機能障害ではなくて、その人なりの個性であり、
苦手な部分は、自分なりのやり方を試す機会が
少なかったからなのではないかなと思うようになったのです。

単純に様々なシチュエーションで練習する機会が少なかったのと、
その個性に合った練習をしてこなかっただけなんじゃないかと。

嫌なことはシグナルだと思えば楽になる!?

人とのコミュニケーションが苦手な人、多いと思います。

実は、私もそんなに得意ではありません。

オーラソーマ・プラクティショナーとしてやっていますが
コミュニケーションが大得意なわけではないのです。

前の仕事をしていた時に、アルバイトで来ていたAさんに
ある仕事を頼んでやってもらったことがありました。

Aさんは愛想がなく、自分から人と打ち解けるわけでもなく
私はコミュニケーションが取りづらい人だな
という印象を持っていました。


ですが、頼んだ仕事はそんなに難しいことではないし、

作業手順を細かく書いたマニュアルを渡したので
大丈夫だろうと思っていました。

ところが、その出来上がりは散々なもの。

当時の私は腹を立てて
「Aさんが、私の言ったことを理解してくれなかった」
「分からなかったら聞いてくれればよかったのに」
と思っていました。

5年以上経った今、当時を思い返してみると
お互いにコンセンサス(意見の一致)を取っていなかったと思い当たります。

一方的な命令、マニュアルは渡したものの
それは「私から見た、「初めての人」にもわかるやり方」であって、
Aさんがマニュアルを理解したかどうかをその場で確認していませんでした。

「わからないことがあったら聞いてね」とは伝えていましたが
Aさんが、私の思いもよらないところを疑問に思って、
それをどう思ったか、私に聞かずにAさんなりの方法で進めたんです。
もしかしたら、声をかけてはいけない、と思ったのかもしれません。
その結果は散々なものでしたが…。

当時は、腹立ち紛れにAさんのことを「発達障害」だと決めつけて
「障害だから仕方ない」と自分を納得させていました。

本当に失礼なことをしたと思います。
自分だけが正しい、と思いこみたくてAさんを貶めていたわけですから。

今、私自身にもそういう部分があるのだとわかってから
お互いに納得できるコミュニケーションを取るやり方を
模索する必要があるのだと感じています。

「コミュニケーションが苦手、嫌だ」と思うのは簡単です。
逃げたくなったり、できれば避けたりしてしまうと思います。

ですが、苦手だと思う、嫌だと思うことは、
単に「シグナル」でしかないんです。

あなたにはもっと心地よくできる方法があるよ、というシグナル。
ここに敢えて飛び込むと、まったく違う世界が広がるよ!というシグナルです。

自分を知ると対処法が劇的に増える!

ニュースやドキュメンタリーでよく見かけますが、
発達障害と診断された人は、自分の特徴をよく知ることが大切だそうです。

これは発達障害と診断された人ばかりではなく
どんな人にとっても、すごく大切なことだと思います。

自分が
「何が得意・好きなのか」
「何が苦手・嫌なのか」
また、
「どんなことであれば苦にならないのか」とか
「どの程度であれば氣にならないのか」など
自分の許容範囲も知っておくと
自分なりに心地よく過ごすコツをつかめます。

好きなこと、得意なこと、といわれて思いつかなくても
「AよりはBが好きかな」
「CをするよりはDは簡単にやれるかな」
こんなふうにピックアップしていくことはできると思います。

同じように、苦手なこと、嫌なことも
どこまでなら我慢できるのか、
逆にこれだけはがまんならない!というのがわかっていれば
そうならないように自分で氣をつけるとか
他の人にアナウンスしておくとかもできるようになります。

これは全て「自分を知る」ことから対処できるようになります。
最初から全てが完璧にできるようになる人はいないので
試行錯誤しながら、練習をしてできるようになっていきます。

その中で痛い思いをすることもあります。
嫌な思いをすることも出て来ます。

それをその場限りで終わらせずに、
練習をしてできるようになるエクササイズだととらえて欲しいです。

みんなが笑顔でいる方法は必ずある!

繰り返しになりますが、上で書いたような方法は、
発達障害と診断された方に限った方法ではありません。

みんな、誰でも同じように「自分を知って」欲しい。
それは、みんなが笑顔でいるための方法に直結するんじゃないかと思うから。

少しずつ自分のことを知っていくと自分の思っていることを
他の人に「自分が伝えたいように」伝えられるようになるからです。

  • こういうことが苦手なので、こんなふうにしたいと思います
  • こんなことが得意なので、この場合は任せてください
  • 黙っていたとしても、考えをまとめていることが多いので時間をください

など、自分の状況を的確に相手に伝えることができます。

相手も、それがわかっていれば不安にならないし、
状況がわかっていれば、次の対処がすぐにできるので
お互いにストレスを感じることが劇的に少なくなります。
もちろん、相手によって捉え方はいろいろなので
そうならない場合もありますけど。

理想だと思われる方もいるかもしれませんが
やってみないとわからないことはたくさんあります。
これもそのうちの一つです。

ぜひ、「自分を知る」から始めてみませんか?
Aihal-Sophiaがお手伝いします。

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