こんばんは
今月頭から友人の娘Mちゃんがスキー合宿にやってきました。
昨年に引き続き、2年連続3回目。
今回は2日半みっちりと楽しく滑って帰りました。
昨年の様子と私の氣づきはこちら
今年も初日は午後から滑っているのですが
ちょっと感覚を思い出してもらうだけで
昨年よりも楽に、きれいに滑ることができていましたよ。
これはここからが楽しみだな〜!と私は思っていました。
が、ふと考えてしまったことがあります。
それは、Mちゃんがこれからどんな滑りをしたいのか、ということ。
「滑れるようになりたい」というのはもう出来てます。
かなりの斜度のところでも、あせることがなければ
滑り降りることができるようになりました。
ただ、今は「滑れるようになっている」状態で
レジャースキーならほぼここまで。
回数をこなすうちに、それなりに経験値が上がっていくでしょう。
Mちゃんは昨年も
「うまく滑れるようになりたい」とは言っていましたが
どんな風に滑れるようになりたいのか、と言ってはいません。
もしも、
「あの人みたいに滑れるようになりたい」とか
「もっと、どんな斜面でも氣にしないで滑れるようになりたい」とか
はっきりとした目標がMちゃんにあるのなら
ここからがスタートです。
私自身を振り返ってもそう。
とりあえず急斜面でもボーゲンを使えば滑ってこられる程度でした。
そんな中、山スキーにくっついていくことになり
技術の無さが結果的に体力を奪うことを実感しました。
その時にスキーレッスンをお願いしました。
そのときの目標は
「どんな斜面(斜度、バーンコンディション共に)でも
安全に滑り降りてこられるような技術を身につけたい」でした。
ただしレッスンではうまくいかなくて当たり前。
できるようになるためのレッスンなので当然です。
けれど、面白くないわけです、できないから。
なので、明確な目標がないとやる氣が失せてしまう。
仕方ないことかもしれません。
こんな時に私を保たせてくれたのは
「みんなとスキーに行きたい、山に行きたい」でした。
そのためには、私が技術を上げなくてはどうしようもない。
いやだ、できないと逃げてる場合じゃないんです。
はっきりとした明確な目標があったのと
レッスンを受けてやっていくうちに
自分なりの「学び取るコツ」を身につけたことで続けられました。
この「学び取るコツ」は、自分への復習にもなり、
めぐりめぐって今の私の「教えるコツ」にもなっています。
しかも夫が教わって身につけたコツとも一緒でした。
その私と夫の共通の「学び取るコツ」は
「見て盗め。」
職人みたいですがこれに尽きます(笑)
言葉だけでは説明しきれないものがどうしてもあります。
身体の動きとか、連動の具合とか、雰囲氣とか。
それを「見て」
穴があくほど「見て」「見て」「見て」
自分の身体で「再現」します。
違いがあれば、違和感となってきます。
その違和感を感じ取れれば上達します、間違いなく。
感じ取れないうちは、他の誰かに見てもらいます。
誰でもいいわけではなくて、信頼できる誰かに。
違いを言葉にできる人が一番いいです。
そうやって、荒削りの彫刻を細かくヤスリをかけるように
調整していくことができると、格段に上手くなります。
今回は、この状態を今のMちゃんに勧める氣にはなりませんでした。
Mちゃんがそれを望んでいるかがわからなかったし
スキーが楽しめなくなるのは、私が嫌だったから。
来年はMちゃんにしっかりと聞いてみるつもりです。
レジャースキーを選択するも良し、
スキーじゃなくてスノーボードを習っても良し、
もっとスキーが上達するように練習するのも良し、です。
このことを考えていて、また別に氣がついたこともあるので
別エントリでアップします。