こんばんは
夏至になりますね。
今年はまだ梅雨入りすらしていない盛岡です。
今年の夏はどんな天氣になることやら。
先日、盛岡市内で開催されている中医学講座に参加してきました。
若い頃に少し漢方薬を勉強していましたが、
今回は専門家のお話を聞くいい機会でした。
初めての中医学講座!
オールリバランスで一緒に活動している
フォーリアさんからのご紹介で今回の講座を知りました。
面白そうだったので、同じくオールリバランスでご一緒している
フラワーリングさんと
「行ってみたいです~!」と手を挙げて行ってきました。
盛岡市大館町の菅薬局さんでの開催です。
講師は薬剤師&オリエンタルハーブアドバイザーの菅由子先生。
どこまでも「ゆうこ」さんと関わる私…(笑)
マシェリで募集していたそうで、4月から毎月1回の開催なので
私は今回の3回目からの参加になります。
中医学は陰陽五行に基づいて身体の働きを分けています。
今回は「脾・胃」について。
同じ字を使いますが一般的に知られる臓器としての
「脾臓・胃」とは違います。
中医学のいわゆる「五臓六腑」で知られるものは、臓器を表すよりは
その機能・働きを表す概念。
脾・胃は私たちが馴染んでいる臓器に当てはめると、
胃、十二指腸、膵臓、小腸の一部くらいでしょうか。
主に消化吸収を司ります。
脾・胃の働きを整えるには食養生が大切というお話です。
食養生とはバランスを取ることに尽きる
食養生と言えば、今でも有名なのはマクロビオティックです。
もともとは食養という言葉で知られていました。
これも大元を辿っていくと中医学の養生法にたどり着くと思います。
中医学でいう「養生法」は
病氣になる前の未病状態のうちに、生活習慣を改めさせ、
養生を勧め、病氣そのものの発病を抑えることで、
これができる医者を名医と呼んだのです。
生活習慣を改める、という言葉自体は耳が痛いですが(笑)
これも「自分を知る」ことができないと、
改めることすらできないので私としても興味が湧くところです。
診断を下すのは医者ですが、その診断を下すための材料として、
普段の自分の様子を客観的に観察して、
わかりやすく伝えるのは私たち自身です。
この講座を受講してから、自分の身体をわかっているようでいて、
いかにわかっていなかったかを実感しました。
見てはいるのに、見てないことにしたり、
関係ないと思い込んだりしていたんですから。
思考についてはいろいろと氣づくことが多いですが、
この身体の観察と考察について思っていたよりも
少なかったなと思いました。
尾籠な話ではありますが、
私はトイレに行く回数が極端に少ないらしいです。
調べてみると、女性の一般的な排尿回数は、日中で5~6回だそう。
思い返すと、日中で3回くらいでしょうか。
少ない時は朝起きて夜寝る前までに2回くらいしか行かないこともあります。
これは水分を上手く分配できていないので脾が弱っているのだそう。
かといってむくんでいるわけでもなく、
その代わりに軟便になっていたりして調節してしまっている状態なのです。
お腹も子供の頃からそんな不調が当たり前だったので見過ごしていたわけです。
一つ一つの◯が繋がっていない感じでした。
やっぱり意識するって大事だなぁ。
そんなことも、菅先生は一つ一つ具体例をあげながら
説明してくださいました。
とてもわかりやすくて、「ああそうなんだ!」と
声をあげたくなるくらい。
さいごに
日本人は脾・胃の弱い人が多いのだそうです。
脾は湿を嫌うのですが、もともと湿の多い日本。
脾・胃が不調になると他の働きも阻害してしまうことになるんだとか。
養生法も聞いたので、自分の身体で試してみようと思っています。
菅先生にも相談しながら!
プロの手を適切に借りるのが一番ですしね。