「生きる」〜上橋菜穂子さんの世界観から

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岩手県盛岡市のオーラソーマサロン 
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こんばんは

NHKで土曜の21時から放映している「精霊の守り人」、
ご覧になっていますか?

この作品が大好きな私にとっては、至福の時間です!

今日は久しぶりに原作の「精霊の守り人」を再読しました。

放映しているドラマは、少し話の作りを変えていますが
概ね原作の流れに忠実ですし、
そのビジュアルがまさに原作の世界そのものです。

私は、著者の上橋菜穂子さんの織りなす世界観がとても好きです。
上橋さんが描く他の著作(獣の奏者エリン)でも表現されていますが

「生きる」ことに真剣に向きあう登場人物に惹かれます。

ドラマの「〜守り人」では、主人公バルサがチャグム皇子に
「精一杯生きてごらんよ」というセリフがあります。
この言葉に、私は深く胸を打たれます。

生と死をかけた物語の世界とは比べものにならない軽い言葉でしたが
私も似たようなことを言ったことがあるからです。

酔っていた私の半分くらいの年の女性が
「何のために生きてるのか、わからないんです」
そう言っていました。

私が彼女に言った言葉は
「生きるためだね。生きるために生まれたんだから。」

馬鹿にしたわけでもなく、本心から出た言葉でした。
そして、今でもそう思っています。

私には、彼女の胸の内はわかりません。
何に悩んでいるのか、どんなことが辛いのか。
優しい言葉が欲しかったのかもしれません。

でも、まず「自分を精一杯生きる」
それから初めて、
生きるその理由がわかるのだと思っています。

あの震災を経験して、
私は自分の中に「まず生きることだ」
という信念があることに氣づきました。

(もちろん、盛岡ではそんなに酷い被害が
あったわけではありませんでしたが)

どうやってこの時期を生きるか。

あの震災の混乱の中で、その「まず生きる」に意識を注ぐことが
私にとってのバイタリティーになっていると感じました。

それから、父の看護をし、その死を看取ったときに
どうやって死んでいくのか、どうやって死と向き合うのか。
これにも私の意識は大きく動きました。

今の私は便宜的にセラピストと名乗っていますが
私は誰かを癒したり諭したりするわけではないのだと思います。

「自分自身を生きる」


そのことを私自身が模索しながら、体験談をシェアする。
その輪を広げていきたいのかもしれません。
言葉では簡単に表現できますが、実際のところトライ&エラーばかりです。
そして人を羨んでみたり、落ち込んでみたり。

でも、そのみっともない姿を一つ一つ自覚できたときに
一つでも人に優しく接するポイントがわかるような氣がしています。
「そうだよね〜、私もそういうことがあるからね」とね。

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