今日から4月。
新年度が始まりました。
が、
NHK Eテレ「オイコノミア」が終わっちゃいました。
とても残念…。
ロスって言わないようにはしてますよ!
タイトルの
「これから先のことを考える」というのは
番組中に経済学用語の説明から出てきた言葉です。
これ、私たちの日常にも当てはまるよなぁ
と思ったので取り上げてみました。
サンクコストとは?
今回のオイコノミア、最終回の中で出てきた
「サンクコスト」の説明が
「これから先のことを考える」でした。
ここにひっかかってみたいと思います。
サンクコストは経済学用語で
「埋没費用(サンクコスト)」と呼ばれるものです。
投資、生産、消費などの経済行為に投じた固定費のうち、その経済行為を途中で中止、撤退、白紙にしたとしても、回収できない費用をさす。
経済学の概念であり、「埋没費用」と訳される。本来、サンクコストは回収できない費用なので、将来の意思決定には影響しない。
しかし一般に人間は投下額が大きいほど、もとを取り戻そうとする心理が働き、経済行為を中止できない傾向がある。*文中の太字はAihal-Sophiaが付与
こうやって書いてあると硬いですが
要は、
「過去は過去。
かけた費用を取り戻そうとするのは(元を取ろうとすると)
後ろ向きの考え方だからやり方を間違えちゃうよ〜」
ということ。
講師の大阪大学 大竹文雄教授によれば
「後ろばっかり見てると間違うよ、これから先のことを考えようよ」
だそうです。
私も、似たようなことを書いてました。
昨年の7月にこんなエントリを書いていました。
このエントリに書いたことは(長文ですけど)
大竹先生が言っていることと似てるんじゃないかと思っています。
失ったものを惜しんだり
過去の良かったことを懐かしんだりする氣持ちはわかりますが
そこにこだわり過ぎてしまうと、判断を誤ってしまうことが多いです。
それは、過去にしがみついて前を向けなくなっているのと同じでは?
過去に執着するより
これから先のことを考える方がずっと大切。
経済学では「合理的」という表現を使っていますが
私としては、これから先を考える方が「氣持ちが楽」です。
今よりももっと楽しくなるかも!と考える方が
ずっとずっと氣持ちをアゲられますから。
経済学って実はとても身近で面白い!
経済学って、私にとっては敬遠していた部類のものでした。
いやいや、わかんないし…って。
まったく身近じゃないと思い込んでいたんです。
ところがですね、
静かに又吉さんファンなものですから(笑)
ここ1年くらいずっと、
又吉さん目当てにオイコノミアを楽しみに見るようになりました。
見始めたらですね、これが面白い!
解説してくれる先生方の説明がわかりやすかったし
自分も年を重ねたからなのか、
経済学の考え方がとても身近に感じられたんです。
「あ、私その考え方してるじゃない!」って。
経済学って、小難しいことばっかりだと思ってましたが
日常のことを抽象化して考えてるだけなんですね。
だから、自分に引き寄せてちょっとでもわかってくると
面白さがぐんぐん増してきています。
この「自分に引き寄せる」は
又吉さんも同じことを10代の若者に語っていました。
具体的にすることができれば
おそらくなんでもわかりやすいのだと思います。
そんな中でのオイコノミアの終了…。
残念は残念ですが、
今度は「又吉直樹のヘウレーカ!」が始まります!
これから先が楽しみですよ〜!