講演会という名の勉強会〜音訳奉仕員への道

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岩手県盛岡市のオーラソーマサロン 
Aihal-Sophia【アイハルソフィア】いがまゆみ です

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音訳についての講演会があるよ〜と聞いていたので
文字通り「話を聞く」講演会だと思っていました。

講師は、ご自身でも録音図書を作成していて
高校の放送部を教えているという安田知博さん
という前情報のみ。

どんな人なんだろうと考える余裕もなく
目の前にある録音課題のことで頭がいっぱい。
講演会があるんだな〜くらいの意識でいました。

岩手音声訳の会と講師の安田さん

単なる講演会だと思っていましたが…
岩手音声訳の会の例会の一部だったんですね。
40人以上の諸先輩方を目の当たりにしてびっくり(笑)
何にびっくりしたかって、
みなさんのパワフルさにですよ。
圧がすごかった…(笑)

そして講師の安田さん登場、37歳のお若い方でした。
すごく通る声で、軽快な話し方をされるので
慣れていらっしゃるんだろうなと思いましたが
経歴などをうかがってなるほど〜。

http://www.nhk.or.jp/heart-net/shikaku/backnumber/2014/140615.html

フリーのナレーターであり
NHK Eテレのバリアフリーバラエティ「バリバラ」の
副音声を担当していらっしゃいます。

全国の高校の放送部の指導をしていて
安田さんご自身も盲学校時代(先天性の視覚障がいをお持ちです)に
3年連続で放送コンテストの朗読部門で優勝されたのだとか。

そして、尺八奏者としての顔もお持ちです。
ネットで検索してみたら、
「和楽器ユニットおとぎ」で活動をしていらっしゃるそう。
演奏依頼も受け付けているそうですよ。

和楽器ユニットおとぎ メンバー MEMBER
おとぎ,和楽器,川村旭芳,琵琶,木場大輔,胡弓,折本慶太,岳慶山,大人樹,箏,十七絃,三絃,尺八,安田知博

音声訳の会の方が指導者講習会で安田さんの講義を受けたことから
今回の講演会をお願いしたという経緯だそうです。
岩手にはよく来られているのだとか。

話すことと読むことはつながっている

さて、安田さんが最初に話してくださったのは
「話すことと読むことはつながっている」ということ。

普通に話すときの声が一番出しやすくて伝わりやすいのです。
改めて言われてみるとなるほど!と思うことばかり。
意識しないとうまく使えていないんだろうなと感じました。

そして、ただ文章に沿って読むのではなくて
意味のまとまりを考えながら読むこと。
これは養成講座の受講中からずっと言われていること。

目で見てぱっとわかるものではないし、
読点(、がついているところ)が区切りとは限らないので
実際に耳で聞いて違和感がないようにするために
文章を読み込むことはとても大切なんです。

それを踏まえて、短いエッセイをグループで読み合いました。
私たち研修生はひよっこもひよっこ、
先輩方の読みと指摘を聞いて、はあ〜、すごい!と感心するのみ。

その後エッセイを一人一文ずつ読んでもらって
その一文について、安田さんが音声訳的な解説をしてくださいました。

もちろん講師をされているので解説は的確です。
その上、ご自身でも録音図書を利用されているので
利用者としての視点でも解説をしてくださいました。

「話すことはでこぼこ」
私のメモ書きにはこうありまして。

要は、伝えたいことをわかりやすいように話すと抑揚がつくように
でこぼこするものです。
耳で聞いてわかりやすいのは「話すのと同じように読む」ことなので
このでこぼこを意識しましょう、ということ(…で合ってるよね!?)

演技をするほどではありませんが
漫然と読めばいいというものではなくて
「伝える、伝わる」意識を持つのがとても大切だと
改めて教わった講演会でした。

音訳に携わってる方のパワフルさに圧倒される

岩手音声訳の会の皆さんとお会いして
圧がすごかったと書きましたけども(笑)

いや、マジですごいです。
圧がすごいと感じたのは、その意欲と行動力において。

テーブルに一つずつ、アクセント辞典が置いてありましたが
A4一枚の短いエッセイを読むのに
私の両隣のベテランの方々は、何度も辞典を引いていました。
私はどれについて辞典を引くのか、まったくピンときていない状態。
それだけ意識的に文章を読んでいるのだと思うと
ただただ「すごい〜(汗)」と思うしかできませんでした。

それに、みなさんとても優しい!
私たちひよっこの研修生が最後の課題をやっているのをご存知なので
「がんばってね!みんな経験してるよ〜」
と励ましてくださいました。
嬉しいですし、とてもありがたいなと感じました。

そしてもう一つびっくり!
例会に初めて出席して思わぬ人に出会いました。

以前にスキーのレッスンで何度かご一緒した方。
音訳をされていて、今は音訳の校正講習を受講しているそう。
声をかけられて、驚くやら嬉しいやら!
こうやってご縁と交流の輪が広がっていくんですね。

来年の3月には、最終課題の提出が終わって修了すると
すぐに実際に録音図書にする本を渡されるのだそうです。

先輩方の後をよちよちと追いかける私たちの後を
また新しい講習生が入ってくるのだと思うと引き締まります。

楽しみながら頑張ろうっと!

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