昨日は新しい元号が決まりましたね!
「令和」だそうで、万葉集からの典拠とか。
先生の影響で万葉集を読んだ時期はありましたが
序文なんてまったく覚えてない(笑)
何はともあれ、年号にふさわしい年にしていかなくてはですね。
さて
今、こんな本を読んでいます。
久しぶりにTwitterをちょくちょく見るようになって
このシリーズの創刊を知りました。
タイトルにも食いつきましたが、
著者が若松英輔さんなのも飛びついた理由の一つです。
ところがですね、
最近はSNSで見かけて、お!読みたいなと思っても、
実店舗や図書館で確認してから買うことにしています。
以前は盲目的に買っていたため、
なかなかその金額たるやバカにならなくて…。
で、この本。
若松さんが書いているのでおおよそ間違いないと思いつつも、
中身をパラパラっと見て判断しようと手に取りました。
そのときに目に入ったのが
「おわりに -読書ノートをつくる」
というページでした。
以前から読書記録をときどきつけていたのですが、
私にしっくりくるやり方がどうも見つけられずにいました。
B6ノートに書き込んでみたこともありましたし、
スマホのアプリに頼ってみたりしてもいます。
でも、なんかしっくりこない。
アプリは記録するのに便利で使っていますが、
使いこなせていない感でいっぱいなんです。
そのしっくり来ない感じを
解消するヒントになるかも?と思ったのが、
若松さんの本の「おわりに」に書いてあったので
即買いでした。
その方法とは「心に響いた言葉を書き写すこと」
実は、もうすでに実践していたことでした。
手帳に書き写していたんです。
そうだとわかると「なぁんだ…」となるかもしれません。
私もその氣持ちが半分(笑)ですが、
それでよかったんだ!となんとなく嬉しくなったというか。
若松さんはこう書いています。
一冊の本を読むと、-それが良きめぐりあいであれば-、こうした一節にいくつも遭遇するはずです。
それを日付とともに書き留めておく。
もし、できるならそこに一行でもよいので、そのときのおもいを添える。
そうすると、そのノートは、おのずと「たましい」の航海日記となります。
「考える教室」若松英輔 109ページから引用
あぁ、そういうことかと。
私が何に心惹かれたのかを、
一言でもいいからその想いと一緒に
書き留めておくだけでいいんだ。
そう思ったらなんだか肩から力が抜けました。
手帳に書く他にも、
この本は手元に残しておこうと思うものには
鉛筆書きで書き込みをするようにしていました。
一言二言の感じたことや疑問も書き込んでいたので、
読書ノートとしてまとめてはいませんでしたが、
自分なりの方法を見つけていたのを再確認した感じです。
あ、内容に触れなくてはですね。
本の内容は、「考える」入門編として
平易にわかりやすく書かれています。
その若松さんのことばを読むにつれて、
私は自問自答を繰り返してきただろうか?
本を読んで知った氣になっていただけではないだろうか?
と身と心が引き締まる思いがしています。
特に100分de名著を観て、
テキストを読んでわかった氣になっているのは危ないなと…。
これはオーラソーマも然りです。
テキストに書いてあることを鵜呑みにしていないだろうか?
自分の経験からくることばとして表現しているだろうか?
と振り返るきっかけになっています。
何度も繰り返して読む本としてオススメしたいです。
NHKテキストのコーナーにあるはずなので
書店で見かけたら、ぜひ手にとってみてください!