自分の立場でものごとを感じ、考え、行動するのが
当たり前だと思います。
その立ち位置だと、自分以外の人も
「自分と同じように考えるだろう」と考えがち。
ところが、世の中はそういう風にはできてません。
似ている場合もありますが、
ほぼほぼ一致することはありません。
むしろ違っている方が一般的でしょう。
でも
私たちはいとも簡単にその前提を忘れてしまいます。
氣が合う人なら同じように考える「はず」、と思いがち。
なのに、それが元ですれ違ったり、
仲違いをしたりすることも多いのではないでしょうか。
相手の立場に立つ、とよく言いますね。
「自分ならどうするだろう？」
「自分なら何を感じるんだろう？」
この問いは、自分のことを知らないと
なかなか答えられないと思うんです。
いえ、
世間一般に認められるような
模範的な回答ならいくらでもできますけどね。
そうではなくて、
自分が本当に何をどうしたいのか
わずかな心の揺らぎや身体の反応に
現れてくる本心を感じ取るのは自分自身です。
きっかけは外側からやってくるかもしれませんが、
その垣間見える本心を見つけて
すくい上げることが出来るのは自分しかいません。
誰もあなたの代わりに感じることはできないから。
この作業を繰り返すうち、あることに氣づいてきます。
それは、他の人も同じようなことをしている、ということ。
似たようなことをやっていたり
同じパターンを繰り返していると知ったり
そうすると、
「自分ならどうするか？」を通して、
「相手はどんな状況なのか？」
に想いを馳せることができるようになります。
経験しているから、
自分に引き寄せて考えることができて
そして理解するようになるのではないでしょうか？
自分を知る、は
文字通り「自分自身を知る」のはもちろん、
「自分を通して、相手に想いを馳せる」
も含むと感じています。
それは私の実感として。
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