NHKフリークの私。
基本的に、午後はあまりテレビを見ないのですが
「ごごナマ」という番組を時々見ることがあります。
そのごごナマに出演されている
三遊亭圓楽師匠の短いコーナーがありまして。
そこで聞いたお話です。
「と」が関係性をつなぐ
最近、セクハラやパワハラなど一方的な関係で
こじれている話がたくさんありますよね。
圓楽師匠がセクハラ、パワハラの例を挙げていましたが
とにかく自分の主張を通したがるとか
相手の意向におかまいなしだとか
そういうことがあまりにも多いと感じているのだとか。
そんな時に圓楽師匠は
「間に と の字を入れてごらん?」
と言うのだそう。
◯◯ と ◯◯、△△ と ◯◯、など
2つの関係性をつなぐ「と」という言葉。
あなた と 私、でもいいし
男 と 女、でもいいし
生徒 と 先生、でもいいんです。
太陽 と 地球、でもいいんだよって、師匠。
との字がないから、
みんな自己中心の考え方しかできないんだよ。との字を入れると縁ができるんだよ。
そうすると、
と の字で繋がった相手のことを考えますよね。
楕円(だえん)の発想
お互いがお互いのことを考えるとは
それぞれが芯を持っているので
関係性の範囲の中には中心点が二つあることになります。
中心点が二つあるのは「楕円(だえん)」
楕円でいるには、中心点が二つ必要。
つまり、関係性を滑らかにした楕円でいるには
二つの中心点が不可欠です。
「この楕円の発想が
今のこの時代に必要じゃないかな〜と思うんだよね」
圓楽師匠はそうおっしゃっていました。
なるほどね。
私もそう思います。
まぁ、ピンと来たからブログに書くわけですしね。
二つの点は同等の位置にある
関係性というと、上下の位置エネルギーがついて回ることも。
上司と部下、とか
先生と生徒、とか。
でも。
これだと楕円にならないんですよ。
楕円の定義はこちら。
楕円(だえん、橢円とも。英: ellipse)とは、平面上のある2定点からの距離の和が一定となるような点の集合から作られる曲線である。基準となる2定点を焦点という。円錐曲線の一種である。
2つの焦点が近いほど楕円は円に近づき、2つの焦点が一致したとき楕円はその点を中心とした円になる。そのため円は楕円の特殊な場合であると考えることもできる。
ということは、お互いがお互いをリスペクトしていないと
楕円の関係にならないわけですよね。
これ、すごく大事だと思いますし
大事にしていきたい考え方だなと思いました。