昨日は、とある講座に参加してきました。
座学よりは実践タイプの講座で
講師の方が手本を示しながら
各自がそれを真似ながら練習あるのみ!
という感じの内容。
手数をこなす中で、講師の方が回ってくれて
ちょっとずつアドバイスをしてくださいました。
素直さと相入れない意固地さ
その中でふと感じたこと。
講師の方はもちろんプロなので
ここをこうしたら上手くいくよ、
というポイントをアドバイスしています。
ものすごくピンポイントでしたが
それがすごく的確!
ありがたいですね。
そしてそれらを見聞きして受け入れるときに
とても大事なのは「素直さ」かなと、
そんなことを感じました。
私自身のことなので
他の人がどうかはわかんないんですけどね。
今回の講座で教わった手技というのは
別の人からも教わっていることなんです。
教えてくれた人はその手技を日常的に使っています。
で、つきっきりで教えてくれました。
そして「大体いいよ、あとは慣れだからね」
そう言われたんですね。
ところがですね、どうもうまく出来ない。
上手くできる時ももちろんあるんですが、
周りの人がやるように出来ていない氣がしてて
それでちょっと凹んでいるというか、心許ないというか。
きれいにピシッとやりたい思いが強かったんです。
その理想と今の自分が離れてるからなんですよ。
この状態のときは
とにかくコツを教えてもらいたかった!
「この通りにやれば、どんな時でも大丈夫!」
というコツですね。
つまり、今の自分はそのコツがつかめていないからで、
そのコツは外から教えてもらえるものだ、と思っていました。
私にはわからないから「できない」と設定していて
変に意固地になっていた氣がします。
本当はもう教わって知っていた「コツ」
で、講座に参加したわけです。
するとですね、そこで初めて実感しました。
教えてくれた人が「慣れだからね」と言った意味を。
もちろん頭ではわかっていたつもりでしたが。
私が教えてもらいたかった「コツ」って
実はもうとっくの昔に教わっていて、
必要だったのは回数こなして「身につける」だけだったんです。
そして講座中の1時間という短い時間でしたが、
実際に集中して手数をこなすうちに
感覚をつかめるようになりました。
あ〜、このことだったんだなぁ…
本当に私は意固地になっていました。
「私はわからないんだ」
そういう枠の中に自分を押し込めていましたね。
講座中は練習だから、何度失敗してもいいし
何度もやり直した方が上手くできるようになりました。
その中で大切だなと思ったのは
「なんで出来ないんだろう…」
と思うよりも
「どうやったらきれいに出来るんだろう?」
という問いを持っていた方が建設的だなってこと。
モチベーションの維持には建設的でなくちゃ!
行動の試行錯誤で探り当てる
たまたまですが、
お隣の席に全く初めての方がいらっしゃって、
挑戦するんですが上手く出来なかったようです。
主催者の方も講師の方もつきっきりなんですが
ふと聞こえてきたのが 次の言葉。
「私は初めてで、全然わかんないんです!
だから出来るようになりたいんです。
でも、全体の構成もわかんないから理解できないんです!」
隣なので否応なしに聞こえてしまいました。
最初はう〜ん、何のために習いに来てるのかな?
と、ちょっとびっくりしていましたが…
でも、じわじわと
「あ〜、この前までの私と似てる…。
できない苛立ちがこういう発言になってるんだろうな…」
って想像してしまいました。
「出来ない」事実は事実として、
素直にやってみる、アドバイスを受け入れる、
わからないところを聞く、をやっていくことで
わかってきて、出来ていきます。
ここに「意固地な自分軸」っていりませんでした。
出来るようになりたいから教わりに来てるわけで
だったらやっぱりやってみるしかないよなぁ…と。
おかしな自分軸を設定してしまうと
せっかくのチャンスが無駄になりかねません。
「行動の試行錯誤で探り当てる」
これはディープラーニングそのものです。
とにかく行動の情報を蓄積していくと
精度が上がっていくし、理解度も深まります。
そうやって自分の手の内に入れられるようになるわけです。
今回教わった手技はいろいろな場面で使えるので
日常的に使い倒して練習あるのみです。
それにしても、今回は講座内容以外にも
本当に学びの多い講座受講でした!