毎日丁寧に掃除をするようにしてしばらく経ちました。
今までも掃除はしてました。
してたんですよ！笑
ですが、今のやり方と較べると、
なんていい加減だったんだろうと思います。
やらされてる感がなくなった！
今までは
「やらなくてはいけない」
「きれいにしておかなくてはいけない」
の、ねばならない、でやってきました。
これは義務感ですね。
確かにやる必要のあることなんですが
動機に「やらされてる感」がありました。
誰かに言われているわけでもないのに
勝手にやらされてる感を作り出して、
自分を嵌めこんでる感じです。
禅の作務を意識して掃除をするようにしてから、
この「やらされてる感」は無くなりました。
まぁ当たり前といえば当たり前なんですが。
自分でそう決めてやっているわけですから。
でも、以前はそうではなかった。
自分でサロンを開いているのに、「やらされてる感」満載。
今、そのやらされてる感がない状態はとっても楽。
楽しくやっているからか、いろいろアイデアが湧いてきます。
好きでやってるって、
無心にやれるって、
本当にココロを軽くしてくれます。
雑巾を石鹸で洗っていて氣づいたこと
今まで、掃除用の雑巾にしていたタオルがあります。
テーブルを拭くタオルを、汚れたら台所用の台布巾にして、
また汚れたら、それを掃除用の雑巾としていました。
なので、雑巾にするころには薄汚れています。
洗っているんですが、雑巾なので扱い自体が雑。
そして汚れてくるにしたがって、だんだん触りたくなくなる…。
ふと、きれいじゃないから触りたくないのであれば
きれいなものを使って、きれいに保っておけばいいのでは？
と思いました。
それが、作務として掃除をするようになったのと同時でした。
きれいなタオルを濡らし、きつく絞って拭き掃除に使っています。
使い終れば、もちろん汚れていますから、
お湯でよくすすいでざっと汚れを落とし、
固形石鹸でしっかり洗ってきれいな状態にしてから干します。
きれいになった雑巾を翌日も使うわけですが
きれいだから、どこを拭くのに使っても氣になりません。
だから氣分良く仕事ができるようになりました。
そして、また「きれいにすることができる」安心感。
この安心感を得られたのは収穫でした。
見過ごしていたことに氣づいた
私が「きれいにすることができている」のを目の当たりにして
「私、これができているんだな」という確認ができます。
私がやったことの結果が目の前にあって、
それがきれいかどうか？
きれいと汚いと、私はどちらを選ぶのか？
その選択を私は良しと思うのか？
なんとなくでも嫌だと思うのか？
そんな自問自答をするのですが
今回、その答えは一瞬で出ました。
きれいな方がいい。
氣分がいい。
自分でやれる。
私はそのやり方を知っていて、そのやり方ができる。
それがわかって、ココロがスッとしました。
今までは「きれいにする」ことに氣がつかなかっただけ なんだ、
そう思いました。
雑巾は汚いもの、汚れたから雑巾にしている、
汚くなったら捨てればいいもの
だから、「きれいになるまで洗う」ことに氣がつかなかったんです。
知ってはいました。
洗えばきれいになることは。
でも、自分の生活と結びつけていなかったんですね。
こんなことが、日常のあちこちで起こっているんだなと思います。
見過ごしていたことにスポットライトを当てる
わかることでココロがスッとする、安心感を得る。
なんとも仏教的だな…と。
無明（むみょう）の状態は「明らかでない」
つまりわかっていない状態です。
無明でも生活は送れます。
でも、明らかなことが増えるとココロが軽くなります。
ココロが軽くなれば、生活にもゆとりが生まれる氣がしています。
今まで、なんとな〜くやってきたこと、見過ごしてきたことに
何度もスポットライトを当て直してみることで、
自分が何を望んでいるのか、本当にどうしたいのかを知る手がかりが
つかめるかもしれません。
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