世の中にはカラー、色を使ったセラピーがいろいろあります。
私が受講したり、セッションを受けたりしただけでも3種類。
他にも色を組み合わせたセラピーがたくさんあります。
その中でオーラソーマに最初に出会ったのは縁だと思いますし、
その中身の広さと深さに、いまだに惹かれ続けています。
オーラソーマでの「色」とは?
オーラソーマでは、人間は「色を持っている」ととらえています。
人間…human
色相…hue + 人…man
この色相は光から生まれます。
光がプリズムを通ると色が分かれるのを
子供の頃、理科の授業で見たことがありませんか?
つまり、それらの色を持っている人間は光の存在である
と見なしているわけです。
レベル1を受講すると、そういうことを教わります。
学んだ当初はそうなんだ〜と思うくらいでしたが
「言葉の持つ意味」を強く意識する私としては
オーラソーマを実践すればするほど、セッションすればするほど
人はいろんな色を持っているんだなと実感するようになりました。
人がただ1つの色を持つというよりは、
光に含まれる全ての色を持っていて
その中で特定の色を強く表現しているのだと感じています。
そして、その時に意識している事柄によって
目につく色は変化していきます。
イベントでは1本リーディングでボトルを選んでもらっています。
その時に、そのボトルを見て感じることを教えてもらうと
ほとんどの方が会話の中で、
ボトルの意味やそこに現れている色の意味を口にされます。
自分がどんなことをその瞬間に感じるのか、
どんなエピソードを思い出すのか、
そこから、今のあなたが何に意識を向けているのかがわかります。
色を見て感じたことが表すのは?
ボトル自体やボトルの色を見てなんか嫌な氣持ちになる
こんな色、好きじゃないのに…
というような、ネガティブな思いが浮かぶとしたら。
あなたの視点が「ネガティブなフィルターを通している」状態です。
ボトルはあなたの鏡、選んだあなた自身を映し出しますが
映し出すからといって「あなた=ネガティブ」ではないのです。
ここの勘違いが多いのかなと思うんですよ。
物事がネガティブに見えるフィルターを通して見ているだけで、
あなた自身がネガティブなわけではないんです。
自分を否定するくせのある方は「私がダメなんだ…」と思っちゃう。
このフィルターはメガネのようなもの。
違うメガネをかけ直すように、フィルターの種類を変えてみては?
そういう見方をしてみませんか?と教えてくれています。
ボトルを選んだ今が氣づくタイミングだったのかもしれません。
ちょっといつもと違う見方を試してみるチャンスです。
色の持つ意味の多様さでバランスをとる
ポジティブでもネガティブでも、
一方向からだけ物事を見ているのでは
偏っていることにも氣がつかないことがよくあります。
本当はポジティブもネガティブもないんです。
2つに分けて表現しているだけ。
どちらも行きすぎてしまえば困難を引き起こすので
ポジティブが良くて、ネガティブが悪い、とも決められないのです。
ネガティブはポジティブを知るために必要で、
ポジティブはネガティブを知るために必要。
どちらも知っていれば、その間はグレーゾーンだとわかります。
その割合を自分の中で折り合いをつけることが
色の意味を自分なりに捉えることになると感じています。
私自身、グレーゾーンがあることに我慢できなくて
白黒はっきりさせたい性格でしたが、
あちこちぶつかりながら体験して
やっと「グレーゾーンがあっていいんだ!」と実感したから。
グレーゾーンには広がりがあって
そこに含まれる色の意味の多様性がココロとカラダのバランスをとり、
その人らしさ、個性を引き出しています。
白か黒かをはっきりさせるのは、とても狭い範囲の世界だったんです。
氣がついてみて初めて、グレーゾーンはものすごく豊かな世界なんだと感じました。
白黒はっきりさせたかった時には氣づけなかった世界を
豊かで懐の大きな世界を、そこにいることで味わうリラックスを
オーラソーマのボトルを選ぶことで知ってほしいと思っています。
自分自身が引きつけられる色を見て、何を感じるのか。
その人の感覚から出てくるものを大切にしていきたいです。