サブタイトルを
「できる音訳奉仕員への長い道のり」
から
「できる音訳奉仕員への長〜い道のり」
へちょっと変更。
ええ、文字通り長〜〜〜〜い道のりなので(笑)
初めての本物の録音作業
今までやって来たのがニセモノなわけではないですが
これからやっていく録音作業は
全国の利用者さんが実際に利用される本の作成です。
3月8日の修了式と同時に新しい本を渡され、
その翌週に実際の録音作業に使うソフトや
録音室の予約システムなどの説明を受けていました。
そして、いよいよ録音作業開始!
と意氣込んでいたら、いきなりズッコケる。
PCと録音用ソフト、周辺機器の連携が上手くいかないらしくて
ヘッドホンから音が聞こえませんでした。
なんとか音が聞こえるようにしてもらって
録音を開始することができました。
作業自体は課題提出の時にやっていたことと同じ。
ですから、とにかくやるしかない(笑)
お手本なんてものはありません
今までの課題でやっていた「荒れ野の40年」は
講師の先生のお手本をいただいて
ある意味、丸写しのようにして録音のやり方
キャプチャの付け方などを学んでいました。
が!
誰も録音していない本を録音図書にするので
お手本はないんですよ。
至極当然の話なんですけどね。
なので、一応のガイドラインをもらっていても
迷うところは多々出て来ます。
読むことができる人なら、漢字の違いは見ればわかります。
ですが、漢字の違いだけで読み方が同じ場合は
漢字の説明も入れなくてはなりません。
その漢字一文字ずつの説明をどうしようか?
そんなことを一つ一つ考えて作っていくのです。
創造性が鍛えられますよ〜!
分かりやすく、オリジナルの表現を使う
例えば函館。
素直に「ハコダテ」と読むわけですが
文章中に「箱館(函館)」と書いてあったらどう読むか?
迷いましたよ…。
やり方の一つとしては
「ハコダテ、ハコは◯◯のハコ、ハコダテ、ハコは⚫⚫のハコ」
と呼んで、それぞれ◯◯、⚫⚫に合うものを入れればOK。
最初の「箱」を「竹かんむりに相談の相」にしようか、
だとすると、「函」の説明はどうしようか、
青函連絡船ならわかるかな、とかぐるぐる頭を巡らせました。
まぁ、シンプルに考えて
「ハコダテ、ハコは◯◯のハコ、ハコダテ、ハコは⚫⚫のハコ」
↓
「ハコダテ、ハコは『箱根』の箱、ハコダテ、ハコは『函館山』の函」
にしました。
が、口はなんとかの元、というように
無意識に違う言葉を言っちゃってたようで
後ろのハコを「箱根山」のハコ、って録音してたのを
自己校正(聞き直し)で発見しました。
バカ〜〜〜〜〜!
一緒じゃん!
違いがないじゃん!
と、一人で大笑いしてました。
(その後はちゃんと直しましたよ)
校正表が自宅で見られる!
課題図書の録音作業は、基本的に
1,録音室で録音し、USBで提出
2,次回の録音日に来て、そこで初めて校正箇所確認
3,校正箇所を修正録音
4,修正録音と続きの録音をしてUSBで提出
という流れでした。
家での作業は、下読みと下調べに徹していて
録音に付随する作業は全てセンターに来てから、でした。
これからの実際の録音作業は
1,下読み
2,録音室で録音し、専用サイトにアップする
3,校正箇所確認
4,録音室で校正箇所を修正録音、続きの録音をしてアップ
を繰り返していきます。
つまり、
(自宅で録音されている方もいらっしゃるので当然ですが)
自宅のPCでサイトを立ち上げれば
家に居ながらにして校正箇所がわかるようになったんです。
昨日録音したファイルの校正が
もう今日のお昼には届いていました!
スゴすぎる!!仕事速っっっっ!
校正表の中身も見ることができるので
記憶が鮮明なうちに照らし合わせることができます。
そう、先ほどのハコダテ。
指摘されていなかったので、あの説明で良かったようです。
「箱根山」のままだったらまずいですけどね(笑)
これからはこういう作業を繰り返していくことになります。
慣れるまではいつもドキドキ。
なので今回もまだまだドキドキしています。
なんでもいいけど
がんばれ私!楽しめ私!なのです。