ほぼ毎週金曜日は「音声訳養成講座の日」。
約1ヶ月の間が空きました。
受講内容は「処理」から機器操作へ移りましたよ。
機器操作とは?
音声訳は、今、デジタル録音で作成されています。
レクディアという音声処理ソフトを使って録音し、
それを校正してできあがり。
引用 : レクディアネットより
録音開始、ストップ、早送り、巻き戻し
マークをつける、などを駆使して
録音し、自分でOKが出せる状態まで修正をします。
と、簡単に書けばそうなのですが
その機器操作の初歩の段階で
受講生みんな、頭から煙が出ている始末です…
私もぷすぷす〜
いや、そんなに難しい作業ではないんです。
恐る恐るやっているからなんでしょうかね。
おかしな操作をしないように、とか
間違わないように、などと緊張しているせいかも。
それに、仕組みがわかっていれば簡単でも
頭の中に???を浮かべながらやっているので
「あ、そうか!」となるまで四苦八苦してます。
「慣れるしかないんですよ」
今までの「声を出す」というアナログのやり方を
PC録音というデジタルのやり方で扱うには
仕組みを知って扱うのはもちろんなんですが
その特性も頭に入れて扱わないと、なかなか大変。
録音した音にノイズが入ってしまったり
言い間違えてしまったりしたときに
その特性がわかっていないと効率よく修正することができません。
間を空けすぎてしまったときにその間を切りとって詰めるとか、
文言を抜かしてしまっていたら、間に挿入するとか
そんな作業もできるのですが、
どうやったらその作業ができるかを知っていないと
文章をまるまる録音し直すはめになってしまいます。
この修正の仕組み、説明されても
なかなか腑に落ちなかったんです。
頭で考えててもわからないのでやるしかない。
で、やってみてもうまくできないことが続きました。
講師の先生に「うまくいかないんですよ〜」と言ってみたら
「慣れるしかないんですよ〜笑」と返されました。
いや、全くその通りです。
ホント、使って慣れるしかないんですね。
みんなそうやって使えるようになっていくわけなので。
「慣れる」には積み重ねるのみ、以上。
同期の受講生が集まってのお食事会で聞いた話なのですが
実際の利用者側からすると
「きちんとしたレベルの録音でないと困る」
という意見なのだそうです。
とてもわかりやすい例えをされていたそうです。
(ちょっとうろ覚えですけど)
「健常者の方も、免許取り立てのペーパードライバーの車には、
なるべく乗りたくはないでしょう?
音声訳も同じなんですよ。
しっかりした技術で作られたものでなければ聞き取りにくいからです。」
音声訳を習ったからと言って、
すぐにハイレベルなものが録音できるかと言われると、
はっきり言って「無理!」。
自動車免許を取ったとしても、
車の運転は実際の道に出て乗り続けないとうまくならないように
音声訳も、いろいろなことを教わったとしても
実際に何度も何度も作品を作るのを体験しないとうまくならない。
そうやって地道に積み重ねていって
初めてできるようになるのが音声訳だなと思っています。
積み重ねるのみ、以上!
最初に考えていたよりもなかなか厳しい世界なんですが
難しい、厳しいからこそ楽しめる世界のような氣がしています。
お仲間がいるから頑張れるところもありますね。
課題やらなくちゃ〜!