星のまなざしセミナー「世界の心に宿るメタモルフォーゼ」(2)

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岩手県盛岡市のオーラソーマサロン 
Aihal-Sophia【アイハルソフィア】いがまゆみ です

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【この記事は約 4 分で読めます】

昨日のエントリの続きで
セミナー内容について触れていきます。

咀嚼しきれてなくて
ダラダラとした文章になってしまいました…
これで終わる予定が、(3)まで続きそうです。

ここで書いた内容は、先生のセミナーのごく一部です。
セミナー内容を理解したい方は
いよいよ明日! 関口先生の「星のまなざしセミナー」です」
の関口先生のブログリンクからエントリをご覧ください。

メタモルフォーゼの鍵「美意識」

「メタモルフォーゼ」とは変化、変身。

関口先生は、このメタモルフォーゼを「個有から共有へ」と見ています。
蠍座サインの変化によって深く一体化する側面が
拡大の星の木星が入ることによって広がっていくということ。

私たちは誰しも星の影響を受けています。

星の影響を受けているというよりも、
一人一人の内側に星があって、それが宇宙の星と呼応している、
と言ったほうがいいと思います。

つまり、このメタモルフォーゼも
単に外側の宇宙や社会が変化していくのではなくて
私たち個人の内側が変容していくのに呼応して世界も変わっていく、
そんなことを表しているのではないかと思っています。

セミナーでは、
先生が以前に書かれていた「美意識」
これがメタモルフォーゼの鍵になる、という展開でした。

善悪はコインの裏表

人間の心に生まれる「悪」

赤ちゃんの頃から「悪」に染まっている人はいないので
私たちはいつからか自分の中に「悪」を生み出していくのです。

なぜ「悪」が生まれるのか?
それは「善」があるから。

矛盾しているように感じるかもしれませんが
二元性では対極のものがあるのは当たり前のこと。
なんですが
そこに意識を向けたことがあるかというと…無いかも。

身近にもよくあることですが
「自分の考えが正しい」という思いが強ければ強いほど
「その考えは間違っている」「お前が悪い」というふうに
決めつけ、押しつけ、責めていって暴力的になっていきます。

この前提には「反感、拒絶」があるので
それをそのまま表現してしまうと善が悪に変わってしまいます。

その前提があるのに無自覚に表現してしまうと
反感と善意が結びついて「暴力=悪」に変わってしまう。
お話を聞いていて、あぁ〜と思い当たることがたくさん。
自分の身の上でも、人の態度でも、国と国のふるまいでも。

美意識を育てるのは自分

この暴力にしてしまう前に働いているはずなのが
「美意識=良心=道徳感情」

頭で考えたことではなく、
ざわっとしたとか、胸がきゅっと締めつけられる感じとか
自分の感覚で感じることが必ずあるはずだと。

それを拾い上げて、自分の中で対話していく。
その感覚は培った美意識から来るものであり、
感じたことをそのまま表現していいかどうかを
自分の中での対話を続けていって、
「悪」として表現しない という方法を選べるのです。

悪とはどんなことか、善とはどんなことかを知らなければ
自分がやっていることがどちら寄りなのかを判断することもできません。

そのために、美意識を育て、良心を育てていく必要があります。
芸術、文化、音楽、自然に触れて身体感覚を磨いていくと
子供達だけでなく、私たち大人の美意識も育っていきます。

美意識を育てることで反感優位から共感へ、
個別・孤独から全体への合一・共有へと
私たち自身が意識を変換させる必要がある、ということです。

これらの内容を聞いていて、
私たちにとって、まず最も必要なのは
私たち自身が「自分で考える」ことではないかなと思いました。

人の意見に引きずられるのではなく、
世間の流れに流されるのでもなく、
「私がどう感じているのか?」をキャッチして
「どう振る舞うのが、自分の美意識にかなうのか?」
それぞれが考えて行動していくことなのだと思いました。

多様性・複数性に耐えていく

美意識=良心に基づいた個々人の行動で世界が出来上がるのだと
私たちが世界を作っているだという自覚を持つことで
個人として生きていることが世界とつながりを持つ
「個有から共有」になっていくのだと思います。

たまたまですが、NHK Eテレの「100分de名著」で
「ハンナ・アーレントの全体主義の起源」を見ていたら
今回のセミナーの内容と合致していて驚きました。
(偶然は必然だと関口先生も言っていましたっけ 笑)

http://www.nhk.or.jp/meicho/

ナチス親衛隊のアイヒマンの裁判の様子は、
まさにこの善意が暴力に変わったものでした。
「考えることをやめるとき、凡庸な「悪」に囚われる」
という言葉がテキストの表紙に書かれていますが
アイヒマンはその言葉通りでした。

多様性という言葉をよく聞きますが(アーレントは複数性と表現)
本当の意味で多様性を受け入れるには「耐える」ことで
耐えることは他者の視点で物事を観ることだと言っています。

自分とは違う他者を認める

その視点が、これからの私たちのメタモルフォーゼに
欠かせない要素なのだと思います。

美意識と自覚と共感を持って、
私たちは「個有から共有の世界」へ一人一人が変身していくのでしょう。

まだ続きます…

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