夏至が近づいてくると、
いよいよ夏が近いんだなと思います。
盛岡は昨日はチャグチャグ馬コの日でしたが
真夏日だったようですよ。
暑かったですね〜。
今年の夏、人生で初めて着物で過ごします。
浴衣くらいは着ていましたが、子供の頃のことですし
大人になってからは着物自体を着ていませんでしたから…。
着物は暑くないのかい？
えーと。
はっきり言いますと、暑いです。
特に真夏日になった昨日なんかは、
上から下まで布で巻いてあるわけですし、
暑くないと言ったら嘘です。
ですが。
想像していたよりは暑くないです。
浴衣以外の夏の着物を着たことがなかったので
よく知りませんでしたが
夏の着物は思っていたよりもずっとずっと薄い！
単衣（ひとえ）は６月から９月まで着る、
表地一枚で仕立てた着物。
冬の間に着る袷（あわせ）は、表地と裏地の二枚重ね。
それだけでも薄いのはわかりますよね。
盛夏に着る絽（ろ）や紗（しゃ）などの透け感のある着物は
下に着ている長襦袢がうっすらと透けて見えるので
見た目もなお涼しげです。
見た目で涼しそうって、けっこう大事。
構造としての涼しさ
着物を着始めた真冬は、洋服よりも重ねているので暖かく
そして袷の着物を着ることには慣れていたので
毎日着物を着るのは楽しくて仕方ありませんでした。
けれど、夏。
果たして私は夏を乗り越えられるのか？
暑いのにはまぁ耐性はある方ですが、それは洋服での話。
夏の暑さで嫌になってやめちゃうかも？と思っていましたが
今は、自分がどれくらいの暑さで嫌になるのかを知りたいです。
５月でも暑い日があって、その時も着物で過ごしていました。
暑いのは暑いんですが
風が通るとスッと汗が引くのを実感しています。
私自身はダラダラと汗を掻く体質ではありませんが
逆に熱がこもりやすい傾向があります。
着物は、衣紋（首の後ろの衿部分）を抜いているので
風が当たると氣持ちいいです。
身八つ口と呼ぶ脇の下も開いているので、
ここも風が通って涼しいです。
おや、案外といけるんでない？
何事も経験してみないとわかりません
ただ普段着として着物を着て、
半幅帯をくるくるっと締める程度なら
たいして汗もかかずに着ることができます。
が、帯をお太鼓にするとなるとちょっと事情が変わります。
なにしろお太鼓結びはたまにしかしないので
今の私には少々手間取ります。
後ろで結ぶのを練習している今は、
本を見ながらなのでなおさら。
先日も練習で結んでみましたが、
その最中に汗が吹き出てきて
半衿が汗で湿ってくるほど。
ですが、その練習で汗をかいたおかげで
着物を着るときに襦袢の衿の下に手ぬぐいを入れておくとか
帯を結ぶ前にお太鼓の形を作っておいて、背負うだけにしておくとか
いろいろと自分なりの工夫を考えついたんです。
お太鼓の形を作っておくのは、母からさらっと
「こんなふうにしておくと楽だよ」と教わったことですが
実際にやってみると、めちゃ楽！
何事も経験ですね。
さいごに
これからが暑さも本番。
そして今年は酷暑になるとの予報でもあるので
実際のところ、どうなるのかは予想もつきません。
でも、やってみないとわからないし
なにより、誰に強制されたわけでもなくて
私が自分で面白がって始めたこと。
楽しむくらいでちょうどいいのです。
あとはお手入れに氣をつけるのが肝心ですがね。
