他人のことはわからなくて当たり前。だから想像力を働かせるのです。

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岩手県盛岡市のオーラソーマサロン 
Aihal-Sophia【アイハルソフィア】いがまゆみ です

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相変わらず録画三昧の日々。
興味深い番組があって、
その中の言葉が響いたのでピックアップします。

未来塾特別編の講師、鴻上尚史さん

これもまたNHKなんですが…。
サンドウィッチマンがMCをしている「未来塾」
(以前は東北発☆未来塾というタイトルでした)。

今年の1月19日に放送していたものの再放送を
キャッチして録画していました。

 

講師は作家・演出家の鴻上尚史さん。
舞台は岩手県立大船渡高校演劇部。
大槌町の「公開復興サポート」で上演する
「椿(つばき)と海」をブラッシュアップするという内容でした。

昔、とある週刊誌に連載していた
鴻上さんの文章を読んで好きになって以来
鴻上さんの言葉の使い方、捉え方は常に氣になっています。

そして演出家ですから、
人の心の機微や、その表現にも鋭い観察眼をお持ちです。
なので、今回もけっこう興味津々。

演劇の指導中の言葉

被災地の高校生が震災をテーマにした演劇をするのですが
その指導の際に鴻上さんが言います。
「演技がリアルじゃない」

これは「実際に体験した」という意味で
リアルと言っているのではありません。

鴻上さんは、
役柄の人物が「どんな氣持ちでいる」のかを
演者(俳優)が「リアルに感じて」いないんだよ、
と言っていました。

それには詳細な人物設定が必要で、
それを自分なりに考えるから「リアルな表現」になるのだそうです。

 

高校生はここで葛藤します。

震災はリアルに体験していましたが、その中身は人それぞれ。
被害状況が違えば、感じることもそれぞれ違います。
主人公を演じる男子生徒はそのギャップに悩んでいました。

鴻上さん、すかさずその表情の曇りに氣づきます。
男子生徒くんの思いを聞いてから答えた
鴻上さんの言葉がものすごく響きました。

「たとえ自分が体験していなくとも、
想像力を使って突き詰めることはできる。」

そしてこう言っていました。
「そうじゃなければ、
演劇なんてものはまったく成立しなくなるのでね。」

 

 

他の生徒へ指導する言葉も一つひとつうなづかされます。
「演技はアピールすることではなく、心の旅を見せること」
「俳優が感じていないことは観客も何も感じない」

「どう演じるか」ではなく、
「どう伝えるか」という技術が大事だと鴻上さんは言います。

役柄として「伝えたいこと」を演じ切るように指導していました。

心の中にしまっておくだけじゃ伝わらない

鴻上さん曰く、
「体験について想像する力が私たちにはあります。
その想像力の結果によっては、
ツッコミを入れられるときもあれば、
逆に『よく分かってくれましたね』
『私たち以上に経験、体験を表してくれていますね』
と言われる時もある」
とのこと。

 

鴻上さんはこうも言っています。

日本人はつい “ 氣持ちさえあれば伝わる ”とか、” 氣持ちが一つになれば ”とか、” 絆 “とか言いがちですが、氣持ちは技術がないと伝わらないんです。心の中でずっと思っているだけじゃ実は伝わらないんですよ。どう伝えるか、の技術を磨くことが大切だと考えます。」

実は私、この「絆」という言葉が苦手。
縛られる感じ、いえ、しばりつけようとする感じがとても苦手。
なので、鴻上さんの言葉にものすごく反応したんだと思います。

ただ思う、ただ言葉にするのではなく、
「伝える」という意図を持つのがまず大事。
それから伝える技術を磨くのが
大事なのではないかなと思います。

受け取ってもらえるかどうかはその先のことですしね。

自分ならどう感じるか、どうするか、と想像力を使う

これは演劇という特殊条件だけで
起こることではないと思っています。

 

特に「想像力を使う」とか「心の旅を見せる」というのは、
ふだんのコミュニケーションでもとても大切なことだと思うんです。

 

 

劇中の教師のセリフにもあるのですが、
誰も自分以外の人の考えや思いは本当にはわかりません。

「わかるよ」と言っても、
自分の思考や感情の範疇でものを言うわけですし
同時に同じ体験をしていても
感じ方は人によってまったく変わってきます。

それでも、
その人の心の旅(鴻上さんは心の動きという意味で
使っていると思います)を知ることができれば、
想像をより近づけることができます。

それは共感につながるはずで、
そして共鳴していくのだと感じています。

Aihal-Sophiaも想像力を働かせています!

相互のコミュニケーションの場合、私も例外ではありません。

お話を伺ううちにクライアントさんの心の旅が見えてくるので、
自分の経験に照らし合わせたり、
想像力を駆使したりして近づけるようにしています。
(「わかりますよ」と言葉にすることもありますが、
相手の氣持ちを100%なぞることはできないと
わかって使っています。)

 

 

いろいろな方とのセッションで
引き出しを増やせば増やすほど、
新たに来てくださる方やリピートの方への
フィードバックが増えていきます。

それは私自身の世界も拡げてくれます。

Aihal-Sophiaのコンサルテーションや
1本リーディングなどのセッションが
クライアントさんの世界を広げるお手伝いができたらと
日々思っています。

 

あなたとのセッションが、
私を介して別のどなたかの役に立つ機会となります。

Aihal-Sophiaでのオーラソーマが氣になっている方は
お氣軽にお問い合わせください。

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